外国人の方々にも安心な病院受診を目指して
日本に住んでいる外国人及び外国人旅行者が国内の病院で受診する際や、日本人渡航者が海外の医療機関で受診するとき、言語の違いから症状の問診に関わるコミュニケーションが取りづらい状況があります。また、聴覚障害のある方も同様に医師とのコミュニケーションに障壁があります。
Health Life Passport(ヘルスライフパスポート)は、そのような状況であっても、あらかじめその国の言語(日本語=ひらがな含む)を選択して問診に回答しておくことで、患者さん自身のその時の症状や既往歴、飲み薬の有無等の情報を医師に伝えることができます。また、多言語に対応した内科を中心とした174項目の問診を患者さんが入力する機能を備えており、いつでも利用できます。なお、その際、個人情報はいっさい取得しません。
様々な言語に対応!
他の外国語にも順次拡大予定
近年、日本を訪問する外国人旅行者は増え続けており、医療機関において日本居住者を含めた外国人の方の受け入れ体制を整備する必要性が高まっています。ヘルスライフパスポートは、外国人の方々に安心して病院受診していただくことを目指し開発した、クラウド型多言語医療問診支援システムです。
タッチパネルで簡単操作
操作はタッチパネルで簡単にできます。問診内容は、主言語、従言語の2行表記で、多言語とやさしい日本語に対応。「回答結果の問診票」は、PDFドキュメント形式で作成することができ、これにより、ネイティブ言語を話せない患者さん(ろう者の方を含む)が、医師に自己の症状や既往病歴等について告知することができます。
■仕様
【操作端末】PC、タブレット、スマートフォン
【OS】Windows、Android、iOS
※インターネットに接続してご利用いただきます。
- 1.言語選択
- 2.症状選択
- 3.問診結果表示
こんなシーンでご活用いただけます
緊急時の応対
〜安心安全のおもてなし〜
外国人の方の急患に対応するため、あらかじめ症状を確認して緊急隊や医療機関に連絡することができます。
医療機関の応対
〜症状の把握から医師の問診を迅速に〜
「緊急時の応対」の情報と、患者の現病歴、既往歴、生活習慣など内科を中心とした医療問診を支援します。
■認定・採択
- <2011年9月>Tablet Solution Award 2012 協賛企業賞(富士通)
- <2012年2月>Android Application Award 2012 復興奨励賞受賞
- <2012年4月>東京都経営革新新計画承認「クラウド型多言語医療問診システムの開発」
平成26年補正 ものづくり・商業・サービス革新補助金採択